vol.135 春のお楽しみ


今回の食べ歩き

パリ3区
Boot Caféのノワゼット

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毎年楽しみにしている、お友達と自転車で出かける近場でのお花見。
いつも桜が咲き始めてからスケジュール調整をしているのですが、今年は開花情報を事前にチェックして予備日も込みで準備万端。
なはずが、そんな年に限ってお友達の体調不良で中止、というオチ(笑)。
結果、今年のお花見は出先で見かける桜、運転中に車窓から目に入る桜、自宅の寝室の目の前まで伸びているお向かいさんの桜、だけでひっそりと終了。
来年はお互い体調万全で春を迎えなくっちゃね。
春といえば、桂館長のご縁で参加させていただいている高橋さんの山梨でのそば会が、今年3年ぶりに開催されました。
寄り道していたら高橋さんのそば打ちには間に合わなかったけれど、お弟子さんの奏でるトントントントンも心地よく、半年ぶりに高橋さんにもお会いできて、3枚半のおいしいおそばと一緒に地物の食材を使ったおつまみも山盛り堪能。
お弟子さんはじめ、いつもお会いするみなさんとの楽しい再会はもちろん、しだれ桜&菊桃×富士山、という、素晴らしい景色も楽しむことができました。
今から来年も楽しみ、みなさんと元気に再会できますように。


そしてこの春、日本人として改めて誇らしく感じた和菓子文化。
満開直前の頃に和菓子を買いに行って、女将さんとお話をする機会があったのですが、その日“爛漫”という名のついていたお菓子は、花が散り始めると上に花びらをあしらって名前も変えて花の散り行く様子を表したお菓子になる、とか、桜の葉が全面に出ている桜餅は葉桜になっても継続する、とか、なるほどーーーすてきーーー、の連続。
桜の期間通ってコンプリートするぞ!って思っていたのにその後行けず仕舞い、来年は実現できるかな、したいな。
先日、春になると色々な花が咲くのになぜ日本人は桜にだけ熱狂するのか、という、海外の方のご立腹気味なお話を聞いたのですが、言いたいことはわからなくもない。
けれど、満開の桜を見上げた時に感じる包容力とか、何本も咲き誇っている場で感じる圧倒的な空気は、やっぱり唯一無二だと思います。
桜そっちのけでただ飲んで食べるだけのお花見文化は積極的に推奨しないけれど(もちろんそれはそれで楽しい笑)、声を大にして言いたい、桜ってやっぱり特別です。



カフェでは、季節限定『桜とキャラメルのケーキ』も好評発売中です。



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