vol.133 思い出、そして目標


今回の食べ歩き

パリ15区
Pichardのクロワッサン

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先月は1年の締めくくりのエッセイをお休みしてしまったので、新年早々振り返り、今回は2017年の大きな思い出のひとつ、秋のパリ滞在のお話を。
ちなみに、2018年は歌舞伎座と新橋演舞場の歌舞伎観劇からスタートして、成田屋さんの“にらみ”もばっちり拝見してきたので、無病息災で過ごせる・・・はずです。
ここ何年も、パリから出ることなく市内をあちこち動き回っているのですが、今回は詳しい方のご指南のもと、高速鉄道RERで1時間、郊外のショコラトリーへ行ってきました。
ショコラはおいしいうえにパリ市内よりも安くて大満足、パリとは違う街の景色も堪能。
久々に知らない場所へ行くどきどきも味わって、言うことなしの小旅行になりました。


そして、滞在中は忙しくて美術館へ行けないことも多いのですが、今回は2カ所、クリスチャン・ディオールの大規模な企画展と、新しくできたイヴ・サンローランの美術館へ。
オートクチュールという別世界のことながら、お友達のアドバイスのもと、映画で予習しておいた甲斐あって、展示を前に心奪われる瞬間が何度もありました。
まっさらな気持ちで見るのもいいけれど、知識を得たうえで見る面白さ、最高です。
パリは、友人・知人が色々と教えてくれるお陰もあって、行くたびに新たな顔を見せてくれる街ですが、桂館長や詠子店長と出会って、箱根との縁をくれた場所でもあります。
今回は、館長の富士山カレンダーをパリ在住のお知り合いに届けるという任務があったり、ブロカントではショップ用にかわいいパイレックスと出会えたり、いつも行く製菓道具屋さんでは、リニューアルしたそば粉クッキー用の抜き型を見つけたり。
自分の大好きな街での時間が、美術館、カフェ、そしてお菓子作りと繋がっているのは嬉しい限りです。


1年前のエッセイを読み返したら、最低でも月に1回は料理に集中する時間を作る、という目標を立てていたのですが、昨年は2月以降、日々の時短料理以外作った記憶がない。。。
パリでも、この日は自炊!と決めた日があったのですが、結局お惣菜のお世話になって、使ったのは温めるための鍋とフライパンとレンジのみ。
きちんと料理したいという気持ちに嘘はないので、今年は、2ヶ月に1回は料理に集中する時間を作る、と、パリでも1回は包丁を使って自炊をする、を目標にしたいと思います。
そしてもちろん、おいしいお菓子もお届けできるよう、日々励みます。



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