vol.126 Qu'est-ce que vous faites dans la vie ?


今回の食べ歩き
パリ10区 Pâtisserie Yann Couvreurの
タルト・シトロン
→→







仕事は何ですか?と聞かれた時、“パティシエです”はしゃらくさいし、“菓子職人です”も仰々しい、となると、“お菓子作ってます”というのが1番しっくり。
さらに、お店はどこですか?と聞かれて、箱根のカフェのお菓子をと話すと、なぜ箱根なのかの解説が必要になって、自宅で作っていると話すと、本当はいけないやつですか(無許可ですか)?なんて言われることもあるので、自宅のレイアウトとともに菓子製造業の許可を取っている説明が必要になって、話が長くなるのがお決まり(笑)。
受注体制の都合で今現在新規のお客様はお断りしているのですが、カフェ以外でも個人のお客様からのご注文で作っているお菓子たち。
ご要望をうかがった上で内容を決めて、ラッピングや段取りを1人会議。
お友達とその周りの方々や今までご注文くださったことのある方限定なので、小規模ではあるのですが、先日もまとまった量のご注文をいただいててんやわんや。
いつもお渡しや発送のタイムリミットが近づくにつれ余裕の消えた深刻な顔になっていると思いますが、袋詰め等々の細かい作業も大好きで良かった、と我ながら感じています。
そしてつい最近、縁あって知り合ったかわい子ちゃんからのご注文を受ける機会がありました。
新規の受注を再開するにはまだ準備が整っていないのですが、会社勤めをしながらお菓子作りを楽しんでいる彼女には、自宅での受注販売を実践している自分のお菓子を是非食べてもらいたかった・・・って、勝手に先輩風(笑)。
1人暮らしの彼女に、自宅で菓子製造業の許可を取るのはハードルの高いことだと思うけれど、何かしら参考になっていればと思います。
仕事である以上、業種や立場を問わず苦労や悩みはつきもので、不満もあれば楽をしたい気持ちが涌く瞬間もあると思うけれど、そういうネガティブな部分とも楽しく向き合えたら万々歳。
私にとってお菓子の苦労はステップアップするための試練、悩みも改良へのプロセス。
と言いつつ、新作のプレッシャーと早起きはあんまり多くありませんように。
とりあえず、後回しにしていたクッキーのリニューアルと秋に向けての新作が一段落でほっとしています。








Information:info@hmop.com/Hakone museum of photography
このホームページに掲載している記事・写真などのあらゆる素材の無断複写・転写を禁じます。
It is expressly to copy or reproduce any or all texts,photos and other materials displayed on this homepage without prior permission.