vol.119 大文字焼


今回の食べ歩き
パリ4区 Une Glace a Paris
マンゴーとフロマージュブランのジェラート
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去年の5月以降引き上げられていた箱根山の噴火警戒レベルは年内に下がり、大涌谷の一部規制解除にともなって、今年のGWには中止されていた黒たまごの販売がいよいよ再開。
そして夏休みに入るとロープウェイの全線運行のニュース、待ってました!
というわけで、強羅が1年で最も賑わう8月16日、大文字の夏祭りも万全の体制で迎えられるかと思いきや、まさかの台風7号が関東に上陸するとかしないとか、いやはや。


箱根写真美術館では毎年恒例、普段開放していない屋上から大文字と花火をお楽しみいただける鑑賞チケットの販売をしているのですが、台風直撃も想定して当日の店頭PRはやむなく控え目に。
残念ながら事前予約のキャンセルもあったのですが、交通機関のことを考慮すれば当然だし、相手は自然、動きの読めない台風、仕方ありません。
そんな中、ネットで初めて美術館の存在を知って事前予約してくださったお客様や当日ふらりと通りがかってくださったお客様、そして毎年来てくださるお客様とも1年ぶりの再会を無事に果たすことができました。
屋上メンテナンスで縮小販売をした年よりも少人数になってしまったのは淋しくもあるのですが、その分、それぞれのお客様に美術館の魅力もお伝えできたと思うので、結果良しとします。

ちなみに、台風直撃をどうにか免れた肝心の大文字は、点火予定時刻直前に雨が降り出すという衝撃の幕開けとなったのですが(苦笑)、傘をさせばしのげる程度の雨も後半には止んで、煙に隠れることなく大文字も花火もご覧いただくことができました。
発数を競い合う花火大会の迫力は正直ないけれど、これぞ日本の夏、と思わせてくれる情緒、たくさんの方に感じて欲しいなあと思います。
そして今年は、花火の終盤に詠子店長と屋上に上がって並んで花火を見ることができたのですが、おそらく私が大文字に行き始めて初めてのこと、良い思い出です。
お天気がどうなるかわからないという状況の中、普段であれば閉店時間を迎える夕方、夜になっても客足の途絶えないお祭り感はやっぱり心踊りました。
台風直撃を免れた幸運には感謝ですが、箱根山に穏やかでいて欲しいのとあわせて、雨雲がスケジュールを考慮して活動してくれたらいいのになあと切に願います。
まだまだ暑さの残る中、来週からは秋の箱根スイーツコレクションがスタート。
一足早い秋に向けて、ご来店お待ちしています。 



Information:info@hmop.com/Hakone museum of photography
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