vol.113 浮気心はありません


今回の食べ歩き
チーズケーキ
@3区ショコラティエJaques Genin
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パリ好きを公言しつつ、少し前までNYに傾きがちだった感を否めないのですが、一昨年の秋からパリ熱再沸騰、昨秋に引き続き先月末に弾丸でパリへ行ってきました。
NY滞在の余韻にじっくり浸る間もなく行ってしまったのですが、セーヌ沿いでふいに出会ったNYにどきり。
忘れたわけじゃないよ、どっちかなんて選べないんだよ、と心の中で1人申し開き(笑)。
今回は大好きなお芝居のパリ公演を観るべく、当初の予定をぐんと前倒して行くことにしたのですが、大好きな街で大好きな人たちが作り出す大好きな作品を字幕に頼らず楽しめる喜びを体感、日本人で良かった!
日本文化会館での公演のため、日本に興味のあるお客様が多かったのもあると思うのですが、連日ほぼ満席の客席は心地よい熱気に包まれて、終演後は拍手喝采。
ただでさえ大好きなパリに日本の小劇場の魅力が加わって、何度も訪れているけれど今まで知らなかった、初めてのパリを楽しむことができました。




もちろん、劇場にいる時間以外は綿密な計画にそっての街歩き。
今回はお気に入りのお店の再訪が中心で新規開拓はあまりできなかったのですが、フレッシュマスタードも買えたし、2つ星ディナーにも行けたし、胸もお腹もいっぱい。
何になるのかはわかりませんが、昨秋訪れ、11月13日の現場となったレストランでは既に内装工事が始まっていて、日常で上書きされていく現実が切ないような、前に進む姿が心強いような、言いようのない感情が溢れてきました。


今回は日本各地のデパートで世界のショコラが販売されていた時期の渡仏。
フランスのショコラを扱う著名シェフは1人残らず来日中だったのではないかと思っているのですが(笑)、日本の大きな市場には大きなチャンスもあるに違いない、仕方ない。
ただ、パリの某店舗では、普段扱っている小さな箱が在庫切れ、あるのは35個用のみ。
そしてSNSを見ていたら、私の欲しかったサイズを日本で購入している人が多数いたのですが、まさか日本のバレンタインを優先させたわけではないよね・・・と願います。
そんなパリで買ってきたショコラの在庫が心細くなって来て、また早くパリに行かなくちゃ!と思った矢先、大好きなBroadway作品がグラミー賞を受賞、やっぱりNYにも行きたい!
どちらかなんて選べない、どちらも大好きで大切な大本命です。




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