vol.108 過去と現在、受け継ぐもの


今回の食べ歩き
白ゴマとレモンのケーキ
@6区colorova
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春と秋にこのフレーズを言い始めて8年目、今年も期間限定のスイーツイベント【秋の箱根スイーツコレクション】が始まりました。
箱根写真美術館併設カフェPlaisir de l’oeufでは、もちろん第16弾も富士山型の焼き菓子を主役にしたデザートのご提案です。
今回は"レトロ&モダン"というテーマのもと、春のスイコレでピンク色のアーモンドプラリネ"プラリン"を焼き込んだ対比から発想を捻り出し、満場一致で採用になったのがヘーゼルナッツのキャラメリゼ。
一昔前まではアーモンドやピーナッツほどメジャーではなかったヘーゼルナッツを"モダン"にすえて、"レトロ"は日本人が古くから慣れ親しんでいる白ゴマで表現することに。
というわけで、ヘーゼルナッツパウダーと白ゴマペーストたっぷりの生地に、ヘーゼルナッツと白ゴマのキャラメリゼを焼き込んだ、レトロ&モダンのマリアージュが完成。

引き続きのデコ会議、レトロ&モダン、古いものと新しいもの、、、悶々。
箱根写真美術館併設カフェという基本に立ち返って、桂館長を現在とするならば、その祖父であり写真家でもある山田應水が過去。
館長の祖父が1950年代に撮影し、館長が2002年に開館した美術館が所蔵する古写真を模したデコレーションに、詠子店長が見つけた、"受け継ぐもの"という意味もあるフランス語<エリタージュ>と命名、大満足な一皿に仕上がりました。


毎回テーマには頭をフル稼働させているのですが、スイコレ冊子(小田急線各駅、箱根エリアなどの交通機関主要駅・港、参加店舗なとで配布)を見ると、各店舗なるほど〜なレトロ&モダン。
賑やかなデコレーションの他店に比べると控えめな<エリタージュ>ではありますが、ボリュームマークも参考に、是非とも箱根のスイーツ巡りをお楽しみいただければと思います。

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★ただいま企画展では山田應水の古写真を展示しています。カフェのデザートと合わせてお楽しみ下さい。
企画展情報はこちら

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【箱根山周辺の火山・地震活動について】
気象庁が箱根山(大涌谷周辺)の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引き下げました。
詳細は箱根町のホームページにて最新の情報をご確認ください。


箱根スイーツコレクションの詳細は↓↓



Information:info@hmop.com/Hakone museum of photography
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