vol.106 新しい一歩


今回の食べ歩き
すごく甘い、けどまた食べたいゴーフル
@6区Meert
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写真家・遠藤桂の生まれ育った風光明媚な箱根に写真美術館が設立され、遅れること4年と3ヶ月で併設カフェPlaisir de l’oeufがオープン。
知人友人にさくっと来てもらえる立地ではないけれど、世代も国籍も問わず様々なお客様にお越しいただけるのは観光地ならでは。
自然とともに賑わい、地元の方はもちろん、観光客の皆様に支えられてきた箱根は、今、自然の成り行きを見守りながら踏ん張っています。
箱根山の火山活動のニュースで、GW前から強羅界隈も静かになり始め、紫陽花の見頃とともに賑わいを取り戻しつつあるかなと思った矢先に、ごく小規模な噴火。
紫陽花シーズンに例年のような賑わいを感じられなかったのは、本当に本当に残念でした。
今年も変わらず咲き誇っていた紫陽花たちは、来年も元気に咲くはずです。
今年見られなかった方は是非、次のチャンスに。
火山活動の影響で深刻な状況に直面している店舗や施設もある中、私たちは通常通りの営業を続けることができ、併設カフェは7月21日に無事に9周年を迎えました。
日本語だと音的にあまりいい意味合いを連想してもらえない数字の"9"ですが、フランス語だと、"9"はneufで、neufは"新しい"、9=neuf=新しい。
というわけで、今年は周年記念プレートに合わせて新作パウンドがデビュー。
日本でも最近見かけるようになったセミドライのアプリコットをココナッツとあわせて夏らしく仕上げたケークを、7月中はスペシャルプレートでお楽しみいただいています。
観光目的で訪れる立場になって考えてみると、火山活動に対する不安はもちろん、ロープウェイの運休(※代行バスが運行)や温泉への影響で、箱根の魅力が軽減してしまっているのもよくわかります。
でもそれと同時に、立ち入り規制エリア外は通常通り観光できること、そして箱根には様々な楽しみ方があることを広く知って欲しい、というのが本音。
箱根写真美術館併設カフェPlaisir de l’oeuf、10年目の新しい一歩も箱根から。
今箱根に来て下さった方が、また来たい、また来よう、そう思ってくださることを願って、箱根の元気を支えていきたいと思います。



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 箱根の火山活動については、箱根町のホームページにて最新情報をご確認ください。



Information:info@hmop.com/Hakone museum of photography
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