vol.102 頑張れ、日本 今回の食べ歩き 友人との簡単ディナー @16区アパルトマン →→ |
東日本大震災から4年。 テレビに映る信じられない光景で目の当たりにした自然の脅威。 そして時が経つにつれ学んだ、頑張れの重み。 |
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震災後、インフラ整備等の物理的な対策から、被災された方々のメンタルケアに問題が広がる中、相手を応援したいと思う気持ちや相手に寄り添いたいと思う気持ち、その言葉が、時に相手にとって大きな負担になり得ることを知りました。 『頑張れ』を素直に受け止められるうちは、まだまだ頑張れる。 言われなくても頑張ってるってば、なんて返せるうちは、きっとまだ大丈夫。 十分に頑張ってどうにか踏ん張っている人にとっての『頑張れ』は、受け止めることも返すこともできないまま、ずしりとのしかかる重い言葉。 |
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頭で理解したその重みを自分自身に落し込んで明確にしてくれたのは、大きな災害に遭うことなく無事に暮らす日常の中で向けられた叱咤激励でした。 いつもなら素直に耳を傾けて力に変換できたはずの言葉が、その時の私には全て尖って見えて、助言通りに進むことのできない自分の無力さを痛感、奮起する気力も興せないままノックアウト。 受け止めることも返すこともできない『頑張れ』は、想像以上に重いものでした。 言われる側になって初めて痛感した、励ます側の難しさ。 |
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どんなに備えても止めることはできない自然の脅威。 災害に限らず、いつでもすぐそこにある頑張るべき物事や時間。 多くの人が色々な思いを巡らせたであろう4年。 前を向いて頑張ることは必要だし、応援したい、寄り添いたい、という気持ちはやっぱり素敵です。 誰もが『頑張れ』を素直に受け止められる日常が送れることを願って、笑顔の源になれるお菓子を作りたいと思います。 |
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