vol.97 Je reviens a Paris.


今回の食べ歩き
秋の新メニュー<マロン・オ・レ>
@ Plaisir de l’oeuf →→









今年の夏は歌舞伎を観るという目的を抱いて大好きなNYへ♪
そしてこの秋、仕入れかたがた久しく後回しになっていた大好きなパリへ♪
私にとっては、慣れ親しんだ嬉しさ半分、旅の醍醐味でもある緊張や不安を味わえなくなった淋しさ半分の街なのですが、久々の今回はどんな気持ちになるのか予測不能。
果たして、いつにない心境で降り立ったパリは長いブランクもなんのその、嬉しくも淋しくも旅の醍醐味とは無縁の、あの頃と変わらないいつもの時間を過ごさせてくれました。
何を隠そう、ここ最近はNYに夢中で旬なパリについては浦島太郎状態。
ブランクを取り戻すべく調べに調べた結果、行きたいところ・・・というより食べたいもの(笑)が続々と見つかって、たった3泊しかできない自分を何度恨んだことやら。
そんな中、レストラン3軒とカフェ1軒とブランジェリー2軒、パティスリーとショコラティエ各3軒、グラシエとゴーフル屋さんとフロマジュリー各1軒、で、マルシェ1回。
NYの劇場通いばりに美味しいもの目指して頑張りました(笑)。




ちなみに、滞在中に迎える友人のお誕生日もこの時期のパリ行きを決めた理由の1つ。
なので、多くのレストランがお誕生日当日の月曜休みとは不覚、翻弄されました。
ちなみに日曜定休が基本で土曜定休も少なくないので日本人は要注意です。
が、負けません、今年2つ星に昇格したばかりで勢いのある月曜営業のレストランを発見。
さらにずっと憧れていたレストランと、お手頃価格のレストランも無事に確保。
予約の電話をした夜はアドレナリン出まくりで寝付けないほど緊張したのですが(笑)、憧れのシェフのスペシャリテを食べられたことは今回1番の思い出になりました。
シェフの想いを感じられるレストラン、大好きです。
そしてパリの原点、多くを学んだEcole Ritz Escoffier はホテルの改装に伴い現在閉校中。
というわけで、授業とスタージュのために毎朝通った通用口にも、帰国前にレストランを予約して初めて通った正面玄関にも、感慨に浸れる面影はなかったのですが、行ってみて、佇んでみて、味わったことのない、言葉にはできない感覚がわき上がってきました。
誰にやらされているわけではなく、悔し涙を流しても、ずっと居続けたかった場所。
今の私にとって何よりも必要な時間だったかもしれません。
また行かなくちゃと思います。





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