vol.79 感じる季節

今回の食べ歩き
Four Flowers Juice@SARABETH’S KITCHEN(Upper West Side,NY) →→








お芝居やお目当ての作品展以外ではほとんど遠出をすることのない私ですが、今月は美術館開館11周年の余韻の中、遠藤夫妻と山梨県へ行ってきました。
雲1つないドライブ日和、達磨・高橋さんのおいしいおそばをお腹いっぱい堪能。
桜に桃に青空の下の富士山まで、心の底から春を満喫できる1日となりました。
さらに勢いに乗って、地元のお友達とは静岡県へ。
食べたイチゴは小粒ながら150粒(笑)、海の見える食堂では地魚で満足&満腹。
季節を感じて旬を味わうって、素敵です。
焼き菓子を中心にご提案しているPlaisir de l’oeufでは、イチゴのように旬のフレッシュな食材を使うことはあまりないのですが、それでも意識しているのは季節感。
世の中には秋の味覚である栗を使ったモンブランを初め、季節に関わらず楽しめるものは沢山あるけれど、旬が演出してくれるおいしさはやっぱり無敵だと思います。
そんな季節感を守り抜いている存在として身近に思い浮かぶのは桜の花。
塩漬けは年中手に入るのに春にしか出回らない桜のお菓子、和菓子の潔さってかっこいい。
春の1番人気、桜キャラメルともしばしのお別れですが、仕方ない!


そして季節といえば食材の旬だけではなく、香りや色、イメージでも感じるもの。
私にとって和素材である小豆はお正月を筆頭に日本の節句、スパイスはクリスマス。
カフェでは私の感じる季節感をデザートにシフト。
なんて言いつつ、個人的には秋冬のイメージも強い洋酒やキャラメルは、メニューのバランスで通年登場しているのですが、焼き菓子という枠の中で表す季節感、大切に楽しんでいきたいと思います。




ちなみにグリーンの足柄茶で私が感じるのは新緑の季節。
焼き込むと茶色が強く出てくるお茶ですが、新緑が気持ちいいこれから夏に向けてカフェでは活躍してもらいたい地産食材です。
メニュー写真を見たお客様には、抹茶のケーキください、と言われてしまうこともあるのですが(笑)、このたびタイミングよくJAL公式サイトの取材で取り上げていただく機会がありました。
記事の中で新緑オーラを発揮するのは難しいかもしれないけれど、食べて下さったお客様が少しでも箱根の新緑に目を向けてくださればいいな、と思っています。

JAL公式Webサイト『JAPAN PROJECT』
5月の箱根特集でご紹介いただきます。



Information:info@hmop.com/Hakone museum of photography
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