vol.73 七転び八起き

今回の食べ歩き
ホットック@ソウル・仁寺洞 →→







Plaisir de l'oeufは次々と新作を提案するスタンスではないけれど、お客様はもちろん、自分たちもデザートでその時々の季節を感じて過ごしたい。
というわけで‘新作’というよりは‘季節の一皿’を求めて日々試作、例えば今なら蕎麦マロン、寒さが増せば焼きりんご、気付けば沢山のデザートが誕生しています。
そして今年は箱根写真美術館10周年イヤーを併設カフェの立場からも盛り上げよう!という思いで、企画展とのコラボメニューを提案することに。
第一弾は桂館長の写真展、もちろん富士山ケーキをスペシャルバージョンで。
続く籔内先生の作品写真展では、抹茶と鹿の子を使ったケーキにメレンゲの角を挿して。
名誉館長でもある館長のお父様の展示には、地元・足柄茶のパウンドを10周年仕様に。
夏の古波津監督&SERIKAさんの企画展では、チラシに載せられなかったのが残念なほどかわいく仕上がったパルフェが完成、手間はかかったけれど大好評でした。
そして残暑が残る先月は、毎年人気の塩キャラメルグラッセをワカバヤシさんの作品に合わせてポップにアレンジ、チラシに間に合ってよかった〜。




そしてただ今開催中の【建築と、そのつづき展〜ギリシャ・韓国の住居論を礎として〜】。
建築、ギリシャ、韓国、住居、、、試行錯誤、悪戦苦闘、四苦八苦、そして七転び八起き(笑)。
チラシの入稿にはやっぱり間に合わなかったけれど、韓国の屋台の味、大好きなホットックからイメージを広げて黒糖&ピーナッツが詰まった<FONDATION〜礎〜>が誕生。
ギリシャの水あめ&ナッツの甘い伝統菓子とも遠からず、沈んだ黒糖は礎のイメージともリンクして、クコの実の断面は図らずも唐辛子チック、予想以上にいい感じ♪
冨井先生による唯一無二の空間に初めて足を踏み入れたあの時の気持ちを蘇らせたデコレーションは、ギリシャでお馴染みのカダイフを添えて完成しました。
最高にハッピーだった蕎麦会から始まった10周年イヤーも後半に突入、来月には大森暁生さんの彫刻展、年が明けると我らが桂館長のモノクロ写真展。
一筋縄ではいかない試行錯誤はもちろんすでに始まっていますが、七転び八起きを信じて日々試作、試食、そしてまた試作にデコ会議、そしてきっと完成する、はず(笑)。
デザートが無理ならドリンクでも、という控え目な意気込みだったにも関わらず、アレンジメニューも含め、どうにか全ての企画展のコラボメニューが誕生できる見通しです♪



Information:info@hmop.com/Hakone museum of photography
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