vol.32 緊張感を相棒に

今回の食べ歩き
パリの空港で食べたサンドウィッチ →→












カフェでお召し上がりいただくケーキの他に、個人のお客様からのご注文でも焼き菓子を作っています。
ご自分用に、という場合ももちろんありますが、季節のご挨拶を始め、お礼やお詫びや手土産等々、贈答用のご注文が中心。
直接感想を伺うことの出来ない焼き菓子の詰め合わせを発送する際は、いつも以上に緊張します。
中身がつぶれたりせず、無事に届きますよーに。
箱を開けた時、最初にどんな気持ちになるんだろう。
お菓子を1つ食べてみて、んー、思わず笑顔になって下さったかな。
ついつい2つ目に・・・お口に合えばよいけれど。
そして何より、注文をして下さった方のお気持ちが、お相手にきちんと届いていますよーに。








たくさんの方にお菓子を知っていただくようになって、例えば内祝いや初節句といった、お慶びの席のお菓子として選んでいただく機会も増えてきました。
今年も、初節句のお祝いのお席でご親戚にお配りする詰め合わせの注文を受けています。
詰め合わせの内容やラッピング、作業の段取りを考えている今からすでに緊張、1週間後の発送を終えるまで確実に緊張感は抜けません。
小さなお子さんたちの記憶にはなかなか残らないでしょうが、こうやって彼らの‘初めて’のお供ができるなんて、嬉しい限りです。
注文の多い時は、ひぃひぃ言いながらの作業です。
寝る間も惜しんで食事も後回し、作業が立て込んで腕が動かなくなった事もありました。
それでも、すべての作業を自分一人の手で終える意義を大切に思っています。
そして毎回抱く緊張感、これも大切だと思っています。
今回の初節句も作成から袋詰め、ラッピングまでの作業を考えるといつも以上に気合が入りますが、みなさんに喜んでいただける事を願って、緊張感を相棒に頑張りたいと思います。







Information:info@hmop.com/Hakone museum of photography
このホームページに掲載している記事・写真などのあらゆる素材の無断複写・転写を禁じます。
It is expressly to copy or reproduce any or all texts,photos and other materials displayed on this homepage without prior permission.