vol.30 エコ・クッキング

今回の食べ歩き
パリ6区ラ・メゾン・ド・ショコラのエクレール・ショコラ →→






季節のおいしい食材を無駄なくおいしく頂きたい、といった食いしん坊な思いから、知らないうちに実践しているエコ・クッキング。
調べてみると、旬の食材を頂く事自体がエコだとか、、、朝飯前です。
そして、例えばお野菜はきれいに洗って皮付きのまま調理する、というのも手軽なエコですが、何か他の1品にアレンジできたりすると、自分の中の満足度もアップ。
例えば冬、おでんを作る時に出る大量の大根の皮。
きんぴらも定番ですが、塩を振ってしばらく置いてから水気を絞り、レモン汁を加えたお手軽浅漬けが私のおススメ。
砂糖も加えてなます風にしてみたり、サーモンに巻けばおもてなしメニューにもなるので、おでんの箸休めにもぴったりです。


去年の夏にヒットだったのは、コーンスープを作った時に大量に出た搾りかすの使い道。
クリーミーなスープにするために沢山のトウモロコシを使って漉していたのですが、捨てることになるたくさんの繊維、それをスープとセットでいつも作っていたカレーピラフに投入してみると、スパイスの効いたピラフにほんのり甘みが加わって味に深みが出ると同時に、女性に嬉しい食物繊維が大量に食べられることを発見。
コーンスープとカレーピラフ、夏の定番セットになりそうです。
お野菜以外でいうと、豚の角煮や鶏の煮物、それこそおでんを作った翌日、残った煮汁で作る切り干し大根やひじきはおいしい上に、煮汁を下水に流さない事でエコ。
ローストチキンの骨、捨てる前に煮出してスープを取る、というのも、食材を最大限に生かす意味でエコ、パリではチキンの出汁でお味噌汁を作りました。


2月といえばバレンタイン、手料理をふるまった女性も多いのでは?という事で、今年もお料理のお話をしてみました。
先日も旅先の和食屋さんで、後から食べる事になる鯉の鱗や、さっき食べた鰈の骨が食べられる状態で出てきて、味はもちろん、食材を最大限に生かす大将の姿に感激をしました。
地球にも家計にも優しいエコ・クッキング、自己満足にとどまらず、これからはもう少し意識しながら実践していきたいなーと改めて思いました。



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