vol.24 トシ・ワカバヤシ展と夏の箱根

今回の食べ歩き
写真:強羅名物・強羅もち →→






この夏、箱根写真美術館で開催されているトシ・ワカバヤシ展。
何の予備知識もないままぐるーっと見回して‘かわいーい’と思い、ご挨拶文を読んで‘ジオラマ?合成?’と衝撃を受け、再度じっくり鑑賞、‘えー?’と感心しきり。
再現スタジオを改めて説明とともに拝見して、‘へー’と開いた口がふさがりませんでした。
実際のティン・トイを見たら大きさの概念まで覆されてしまい、またびっくり。
イメージにあわせて作ったジオラマと実写風景写真を背景にしてティン・トイ(ブリキのおもちゃ)を撮影するという作品の数々、見た目のかわいさからは想像できない綿密な計算とティン・トイへの深い愛情がうかがい知れます。
どの作品にも違和感なく物語があって、ただの写真ではなく、写真という形の‘作品’を楽しむ事ができたし、実際お会いしたワカバヤシ先生が作品のイメージを裏切らない気さくで楽しい方だったのも、何だかとっても嬉しかったです。
そして箱根滞在1番の目的は展覧会のオープニングイベントのお手伝い、夏の午後をワカバヤシ先生とご一緒に美術館のお庭でのんびりと過ごしていただこう、という趣向です。
ワインと一緒にちょこちょことつまんで頂けるお料理を何品かご用意したのですが、どれもこれもとっていい感じ、詠子ちゃんの手際にはいつもの事ながら脱帽です。
一方のデザート、箱根が想像以上の陽気だったために暑さに弱いぷるるんゼリーは急遽キャンセル、カフェでもお出ししているケークのミニ版がデザートのメインになりましたが、楽しんでいただけたでしょうか。






1年を通してしばしば滞在している箱根ですが、夏の一番暑くなる時期を過ごしたのは初。
前半は時おり雨が降るものの避暑地らしい過ごしやすさ、後半は思わず‘暑い’と口にしてしまう陽気でしたが、それでも名古屋の酷暑と比べれば極楽です。
今回は空き時間にケーブルカーにも乗って久々に観光客気分も満喫しました。
通い慣れているはずなのに強羅もちを食べたのは初めてだし、散策すればまだまだ新鮮な気持ちに戻れる箱根、来年の夏も避暑かたがた是非訪れたいと思いました。
遊び心いっぱいの展覧会
×富士山
×箱根の自然
×夏の限定メニュー登場中のジュイル・ウフ
=夏の思い出作りにはぴったりの箱根写真美術館。
手前味噌ですがたくさんの方々に楽しんでいただければと思います。



TOSH WAKABAYASHI 展オープニングレポート詳細は
こちらをご覧下さい。



Information:info@hmop.com/Hakone museum of photography
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