jouir oeuf



vol.22 上がり続けて・・・

今回の食べ歩き
パリ6区
Pierre Hermeの キャラメルのマカロン →→






生乳の不足で業務用バターの確保が難しくなって早半年以上。
相変わらず入手困難な状況は続いているのですが、値上げ率も半端じゃありません。
高くても買わないわけにはいかないので、メーカー問わず、時には高級スーパーへも足を運び、見かけては在庫を確保しているのですが、価格はなんと以前の1.6倍、痛いです。
砂糖関係はスーパーの特売が一番の底値、というわけで、特売情報を入手するや‘お一人 様1袋限り’を何往復もして砂糖確保に励みます。
その甲斐あって、比較的使用頻度の低い三温糖と上白糖の在庫は心配がないのですが、使用頻度の高いグラニュー糖に限って特売もご無沙汰、近々底を付くのは必至。
品薄なわけではなく正規価格での購入は可能なのでバターほどの切迫感はありませんが、今までの2倍近い正規価格、特売のありがたさを痛感しています。




粉はなんとか緩い上昇率でいけると信じているのですが、今現在1.2倍以上の価格、ここで止まる事を祈るばかり。
これからのシーズンに食べていただきたい紫陽花ケーキに使うクリームチーズももちろん値上げ、秋に人気のケーク・オ・フィグでふんだんに使っていたトルコ産の乾燥イチヂクは、段階的な値段げを経て、今現在、昨秋までの価格の約3倍、あり得ません。
その他、フランス産のマロンクリームやチョコレートも以前に比べ価格は上がっているし、輸入品に限らず、国産の練りゴマや水あめといった食材も値上げ、食材以外でも、オーブンペーパーや焼き菓子を入れるOPP袋、詰め合わせに使う箱や薄紙も値上げ。
値上げ、値上げ、値上げ。 生乳不足、小麦不足、ガソリンの値上げに伴う輸送費やガソリンを原料とする製品の高騰、ユーロ高、、、値段の下がったものってあるんでしょーか。
というわけで、今月からカフェの店頭価格も値上げという結果になりました。
受注販売をしている詰め合わせ価格も、今夏より値上げを検討しています。
価格に見合ったおいしさを提供できるよう、これからも努めていきたいと思っておりますので、ご理解の程よろしくお願い致します。



Information:info@hmop.com/Hakone museum of photography
このホームページに掲載している記事・写真などのあらゆる素材の無断複写・転写を禁じます。
It is expressly to copy or reproduce any or all texts,photos and other materials displayed on this homepage without prior permission.