jouir oeuf



vol.21 大切な道具

今回の食べ歩き
パリ12区
ル・メートル・パンのバケット →→






おいしく食べるために大切な‘道具’といえば、お箸でもフォークでもなく‘歯’。
歳を取るにつれ歯の本数が減っていくのが現実だそうですが、歯が減ると噛みにくくなるのはもちろん、噛む力も弱くなり、食べられる物が限られてしまうのも現実。
おうどんや卵焼き、バナナにプリン等々、歯が少なくてもおいしく食べられるものはたくさんありますが、おばあちゃんになってもバケットを食べ続けたい!


というわけで、私の歯はというと、虫歯もなく健康な状態。
が、顎が小さい上に歯が大きく、永久歯が生え揃った時点で上の歯が1本生えて来ず、左右対称に生え揃うべき歯が左右非対称で上の前歯の中心がずれています。
下の歯はというと、数がきちんと生えた結果、前歯のあたりのスペースが足りず、八重歯の内側バージョン、といった感じで1本が完全に歯列の内側に。
小学生の時に一度矯正をしたのですが、それが何のためだったのかは今となっては謎。
改めて言わないとほとんどの人が私の歯並びの悪さに気付いていなかったのですが、周りからの声もあって1年がかりで決意、昨年の秋から再び本格的な歯列矯正を始めました。




今回お世話になっている先生には、これだけの歯並びで健康な状態を保てているのは立派、と褒めていただけたほど、歯磨きは念入り派。
歯並びが悪いと磨き残しが原因で口内環境が悪くなり、歯列矯正の前に歯や歯茎の治療から始めないといけない場合がしばしばあるそうなので、歯磨き好きでラッキーでした。
つまり、私のように歯並びが悪いと虫歯や歯槽膿漏になりやすく、その結果、歳を取るにつれ歯が抜けてしまう確率が高い、という事なので、やはり、見た目の美しさだけではなく健康な歯を維持するためにも、綺麗な歯並びは一役買ってくれるようです。
とは言うものの、歯列矯正のために歯を抜いて、さらに装置をはめた口の中の厄介な事。
鏡なしでは歯磨きも満足にできないし、歯の抜けたスペースや装置と歯茎の間に様々な物が挟まるので自宅ではもちろん、外出先でも食後は爪楊枝が手放せません。
今までの歯並びでも当面は何の支障もなかったのに・・・という思いもありますが、綺麗な歯並びになった自分を夢見て、さらに一層念入りな歯磨きに励んでいます。
目指すはおばあちゃんになっても自分の歯でバケット、実現できるでしょーか。



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